気づけば毎日使ってる:海外の"外に出る"を支える定番アウトドア雑貨5選
キャンプに行く日も、犬の散歩に行く日も、ただ通勤するだけの日も、玄関を出る前に手に取る道具というのがある。今回はそんな"外に出る"シーンを支えている海外の定番品を5つ集めてみた。派手な機能はないけれど、気づけば毎日使っているタイプの道具ばかりだ。
Stanley — TikTokで争奪戦になった、工事現場発の水筒
Stanleyは1913年創業、もともと建設現場や炭鉱で使われる保温ボトルを作ってきたアメリカの老舗ブランドだ。実用一辺倒だったこの水筒が、2023〜2024年にかけて主力商品「Quencher」としてTikTok上でバイラルヒットし、店頭に行列ができたり即完売したりと、若い女性層を中心に一種の社会現象になった。工事現場向けの無骨な保温器具が、SNSを通じてファッションアイテム化していく過程自体が、アメリカのトレンド消費のスピード感を物語っている。中身はいたってシンプルな保温タンブラーなので、話題性が落ち着いた今も普通に実用品として長く使える。
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Opinel No.8 — 120年以上、形を変えないフランスの万能ナイフ
1890年、18歳のジョセフ・オピネルがフランス・サヴォワ地方の実家の刃物工房で最初のモデルを生み出した。ブナ材のハンドルと折りたたみ式の刃というシンプルな構造は、130年以上たった今もほぼ変わっていない。道具としての完成度の高さからルーヴル美術館のコレクションにも収められているほどで、実用品でありながらデザインアイコンとしても評価されている。キャンプでの調理はもちろん、家庭菜園やピクニックなど、フランスの日常に根づいた"切る"道具として今も現役で使われ続けている一本だ。
RAINS — 年間170日雨が降るデンマークが生んだ防水リュック
2012年、デンマーク・オーフスのデザインスクールで同級生だった2人が創業したブランドで、社名の「RAINS」はデンマークの多雨な気候にそのまま由来する。8000mmという高い耐水圧を持つPUコーティング生地を使い、光沢のあるマットな質感と無駄のないシルエットが北欧らしいミニマルなデザインとして支持されている。ロールトップ式の開閉構造で雨の日でも中身が濡れにくく、通勤や通学など日常使いを想定した実用性の高さが魅力だ。天気を気にせず"とりあえず外に出る"を後押ししてくれるような一品と言える。
West Paw Zogoflex — 壊れず、食べても安心な犬用おもちゃ
1996年にアメリカ・モンタナ州で創業したWest Pawは、2013年に犬用品メーカーとして世界で初めてB Corp認証を取得したブランドだ。自社開発の素材Zogoflexは、噛んでも壊れにくく、万一飲み込んでしまっても消化管を通過しやすいよう設計されており、水に浮く特性から水遊びのおもちゃとしても使える。使い古したおもちゃを自社の回収プログラムで再資源化する仕組みも用意しており、耐久性と環境配慮を両立させたモンタナらしいアウトドア志向のブランドだ。人間だけでなく、一緒に外に出る家族(犬)のための道具として選んでみてほしい。
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heat it — スマホで充電して使う、虫刺されの"痒み消し"デバイス(ドイツ発)
heat itは2018年にドイツ・カールスルーエで創業したKamedi GmbHが開発した、虫刺されの痒みや痛みを熱で鎮める小型デバイスだ。スマートフォンの充電と同じUSBポートから給電でき、医療機器としての認証も取得している。2022年に日本へ正式上陸しており、Amazon.co.jpでは日本向けUSB-C対応の国内正規品が6,100円前後で購入でき、Amazon's Choiceにも選ばれている(4.5つ星、60件のレビュー)。キャンプや散歩など"外に出る"時間が増えるほど虫刺されの機会も増えるので、この記事の並びに入れるにはちょうどいい一台だ。
5つに共通していること
水筒、ナイフ、リュック、犬のおもちゃ、そして虫刺されケアデバイス。用途はバラバラだが、キャンプであれ散歩であれ、"外に出る"瞬間に頼れる相棒として選ばれているという点は共通している。派手な機能競争ではなく、それぞれのシーンで確実に役立つように作り込まれている点が、結果的にトレンドが去った後も定番として残り続ける理由なのだと思う。
他にも世界の掘り出し物では、暮らしの道具や食品まで、各国の定番品を紹介している。気になる方は世界の掘り出し物の一覧ページもあわせてどうぞ。