ストーブと斧とマルチツール:海外キャンパーの定番道具4選
キャンプ道具は、国ごとにずいぶん違う文化がある。北欧は軽くて小さな道具、ドイツは軍の装備から広まった道具、アメリカは1本で何役もこなすツールといった具合だ。ここでは、海外のキャンパーに定番の道具を4つ選んだ。
Trangia TRB25 — 1925年創業、スウェーデンのアルコールバーナー
Trangiaは1925年にスウェーデンのTrångsvikenで創業したメーカーで、最初はアルミ製の台所用品を作っていた。アルコールストーブの「No.25」が登場したのは1950〜51年ごろで、以来、基本的な形をほとんど変えずに作られている。TRB25はそのバーナー部分だけの商品で、アルコール燃料を入れて火をつけるだけという、部品の少ない構造になっている。日本の正規品で、価格は3,000円台。ソロキャンプの調理や、非常用の熱源として、シンプルな道具を探している人に向いている。
Esbit ポケットストーブ — ドイツ軍の装備から広まった、固形燃料ストーブ
Esbitは1936年にハンブルクのErich Schummが固形燃料の錠剤を特許取得したことから始まったブランドで、名前はその会社名の略だ。ドイツ軍の装備として広まり、1949年に会社が設立された。ポケットストーブは、折りたたむと手のひらに収まる金属製の台で、固形燃料を置いて火をつけ、その上に小さな鍋やマグを載せて湯を沸かす。ドイツ製と明記された商品で、価格は1,000円台後半から。サイズが選べるタイプで、購入時にサイズの選択が必要だ。
Hultafors ミニハチェット — 1697年創業の鍛冶場が作る、スウェーデンの手斧
Hultaforsは、1697年に創業したとされるスウェーデンの鍛冶場Hults Brukの流れをくむブランドだ。Ågelsjön(オーゲルショーン)は小型の手斧で、柄はヒッコリー材、全長は約23.5cm。小さいので片手で扱いやすく、焚き付け用の薪を割る、枝を払うといった作業に向いている。価格は2万円前後と高めだが、鍛冶場が作る斧を長く使いたい人には、選ぶ価値がある。Amazon.co.jpの在庫は17点が表示されている。
Leatherman Wave+ — 1本で18の道具になる、アメリカのマルチツール
Leathermanは1983年にTim Leathermanらがオレゴン州ポートランドで創業した、アメリカのマルチツールブランドだ。Waveは1998年ごろに発売された看板モデルで、Wave+はプライヤー、ナイフ、のこぎり、ハサミ、ドライバーなど、18の機能を備えている。ツールを開いた状態で固定できるロック付きで、替え刃のカッターも交換できる。日本正規品には25年保証が付く。ここで紹介するのはブラックの方で、シルバーは日本向けの在庫が見当たらなかった。
4つの使い分け
火を起こす道具としてTrangiaとEsbit、薪を割る道具としてHultafors、何でもこなす道具としてLeathermanという分け方ができる。全部そろえる必要はなく、自分のキャンプで足りないところに1つ足すという選び方でいい。
他にも世界の掘り出し物では、各国の定番品を紹介している。気になる方は世界の掘り出し物の一覧ページもあわせてどうぞ。